お題による小説群
色彩十五題(15)(終)
お題は『月とサカナ』様からいただきました。心より御礼申し上げます。
赤い頬 |
橙の夕焼けを一緒に |
黄色の小箱 |
眩しい緑 |
青空背負って |
藍色のリボン |
透明な紫の石 |
何もかも白く覆って |
闇よりも尚黒く |
金も銀もアナタに |
薄汚れた灰色でも |
象牙色の滑らかな肌 |
桜色に染まった頬 |
シグナルレッド |
勿忘草色のリング |
いつもの窓から(10)(終)
お題はお題配布≪プレゼント≫様からいただきました。心より御礼申し上げます。
流れる足音と声 |
あの山の向こうへ |
薄らぼけた空に願う |
君の横顔がちょっと 歪んでみえて |
季節を告げる風 |
ずっと名も知らぬ あなたを見ていた |
橙の光に起こされました |
映るのは憂鬱な見慣れた顔 |
たまらなくこの景色が 好きだったのです |
いつもの窓から |
狂気的二十題(20)(未)
お題はお題配布≪プレゼント≫様からいただきました。心より御礼申し上げます。
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歪んだ感性 |
黒く染まった笑顔 |
脳裏に移る恐怖の記憶 |
求めていた 呪いの言葉 |
悲鳴を聞かせて 何度でも |
自分なりの「正しさ」 |
乾いた笑いを響かせて |
空虚なヒト |
狂歓喜 |
赤く滲んだ天を仰ぎ |
シアワセだよ |
これが望んだ結果だろ? |
込み上げるのは 名もなき感情 |
怖イ 助ケテホシイ |
誰だって考えたことのある |
狂い酔い< |
笑ってよ 君が招いたのだから |
悲しみが僕の糧 |
理解不能喜怒哀楽 |
血に満ちているのは |